みなさんこんにちは!アミックスブログ担当です😆

今回はアミックス直伝お掃除術をまた皆様に伝授しちゃおうかなと思います!🌟

さて、何度かアミックス直伝お掃除術とブログ更新してきましたが、皆様は掃除の始まりをご存知ですか?

そこで、今回は、なぜ人は掃除をするようになったのか、清掃とは何だったのかを、総合ビルメンテナンス業を行う私たちから皆様に伝授したいと思います✨😄

今でこそ、掃除は当たり前ですが、大昔の人々にとってはもちろん、当たり前ではありませんでした。

世界的には、古代ローマ時代。ローマ帝国は歴史上初めて上下水道を建設しました。トイレなどの下水は下水道を流れ、飲み水などの上水と完全に分けられていました。

しかし、そんなローマ帝国の滅亡とともに、上水道も下水道も姿を消し、衛生観念が無視されていきました。するとどうなるかと言いますと、皆が道路や広場、庭なんかに排泄物を捨て、ほったらかしです。あの有名なベルサイユ宮殿も匂いが相当酷かったそうです。

このように、私たち人間は昔からお掃除と言うものをしていたわけではありませんでした。しかし、掃除をしないと当然、病気も流行ります。黒死病と言われたペストがヨーロッパで大流行します。このような歴史を経て、徐々に公衆衛生に繋がっていきました。

さて、世界の掃除の歴史を本当にざっくりとお伝えしましたが、我が国日本では掃除はいつから行なっていたのでしょうか🇯🇵

今ではゴミはゴミ箱へが掃除の基本の概念の一つだと思いますが、最初に日本人がゴミはゴミ箱へとしたのは、実は縄文時代からなんです。かつて日本には「貝塚」というものがありました。縄文時代の人々は食べた後の貝殻やゴミを貝塚と呼ばれるところにひとまとめにしていました。普段生活する場とゴミの場所を分けるというのはこの頃から生まれていました。

実際「掃除」といううものが根付いたのは飛鳥時代と言われています。当時は仏教的な考え方が強く、初めは貴族たちに広がっていきました。『古事記』には下照比売(したてるひめ)が夫を亡くした際、部屋を箒で掃き、掃除したと記載されています。清めるために行なったとのことで、やはり古代の掃除は宗教的な意味合いが強くある行為でした。

奈良時代にはさらに宗教的意味合いがつよくなります。かつて日本人は、全てのものに神様が宿っていると考えていました。小さい頃「悪いことをしても神様が見ているよ」と怒られた記憶がある方もいるのではないでしょうか。これは私たちの周りのあらゆるものに神様が宿っているとされていたからです。それは掃除道具にも言えることでした。掃除道具の一つである「箒」は「ははき」と呼ばれており、神聖なものとして扱われていました。箒神(母木神)という出産にまつわる神が宿るものと信じられていました。箒は掃き清める=良いものを招き、悪いものを吐き出すという意味があり、現代でも安産を願うお守りとして小さい箒が使われたりしています。

平安時代になると箒の他にモップに似た清掃道具もでてきました。疫病の流行などもあり、掃除は「穢れ」を払うものという面が強くありました。このころに現代ものこる大掃除の概念も生まれました。当時は「すすはらい」と呼ばれ厄を払って新年を迎えるという儀式の一つでした。

鎌倉時代、武士の時代になると、禅宗の考えが強くなります。一休さんを見たことある方は、修行中の一休さんや他子供達が雑巾掛けをみんなでするシーンを覚えていらっしゃいますか?禅の教えは「一掃除、二坐禅、三看経」と言われており、掃除の習慣は宮中で行われる行事から仏教寺院で行われる修行の一つとなりました。

江戸時代になると、これまでの戦国時代とは代わり、人々の生活が安定すると同時に、庶民の生活のレベルも上がります。すると様々な文化が発展し、これまで神事や仏教的思想の強かった掃除も「清潔を維持するため」に一般庶民にも広がっていきました。

近代になり、掃除は公衆衛生という概念に繋がり、私たちビルメンテナンス業を担う者が建物の清掃を行うようになってきたのです。

今でこそ当たり前に行なっている掃除にはこのような歴史があったのです…!⭐︎今は健康のため、衛生のため掃除をしていますが、かつては神事や禅の考えなど宗教的な考えのもとに行われていたということでした。

いかがでしたでしょうか。皆様も明日からのお掃除の際には古代ヨーロッパのお掃除事情、日本の掃除の歴史を思い出しながら、やってみてください!

ああ、私は古代ヨーロッパの生まれじゃなくてよかった。。。とちょっと思ってしまったブログ担当でした🌟